療術の施術方法

療術の施術方法は、時代と共に移り変わっています。
手技療法では、19世紀後半にアメリカの民間療法家D.D.パーマーがカイロプラクティック療法を創案し、日本にも伝わり、現在のカイロプラクティック手技療法となりました。
電気療法では、低周波、高周波、高電位、超短波、極超短波、マイクロ波、マイクロカレント波など技術革新と共に利用出来るようになりました。
光線療法では、太陽光線と同じ連続スペクトル光線を放射出来るカーボンアーク灯の開発により、様々なスペクトル波長の光線をアレンジしながら施療可能になりました。
温熱刺激療法では、指圧分野を按摩・マッサージに取り込まれて伝統技術が絶えるような事態に追い込まれましたが、独自の温熱治療器具の開発やダイオードステッチの開発並びにツボや経絡を用いない刺激技術が創出され、現在も進化しております。

定義

厚生労働省(旧 厚生省)の指導により、療術は4種目に分類されている。
 @電気療法
 A光線療法
 B温熱刺激療法
 Cカイロプラクティック手技療法

西洋医学・医業類似行為(按摩・マッサージ・指圧・はり・きゅう・柔道整復)・理学療法と療術は、施術において仕様が異なっている。
療術4種目には、それぞれの得意分野がある。
カイロプラクティック手技療法は、直接的に骨格矯正を行うのに優れている。
電気療法、光線療法は、家庭用治療器でも効果的に慢性症状を抑えるのに優れている。
温熱刺激療法は間接的アプローチによって、症状を緩和させるのに優れている。
西洋医学・医業類似行為・理学療法は、疾病、傷病の原因が判明しているものには有効であるが、不定愁訴には限界がある。
療術の場合は、不確定不定愁訴における対処方法において有効である。

歴史的変遷

特徴